こんにちは。澄芳香です。
今回は【あつまれどうぶつの森】の「プレイヤーの引越し」の解説です。
※今回の記事は2021/1/25に投稿した以下のYouTube動画の内容を大幅に加筆修正したものです。アプデに伴う追加・コメント欄に寄せられた質問の解答等も含めています。
【あつまれどうぶつの森】は、セーブデータがSwitch本体とユーザーの双方に紐付いている関係で、発売当初はプレイ開始時点で使用していたSwitchからセーブデータを移動させることができませんでした。
そして2020年11月19日、【あつまれ どうぶつの森 セーブデータ引越し】というサービスが開始。
島のデータをすべてまるっと別のSwitchに移動させる「島ごと引越し」と、1人のプレイヤーだけが別のSwitchの島に移動する「プレイヤーの引越し」の2種類の引越しが可能となりました。
公式サイトのサポートページに詳細が記載されているので、併せてお読みください。
https://www.nintendo.co.jp/support/switch/software_support/doubutsu_savedata_transfer.html
今回の記事は「プレイヤーの引越し」のみの解説、かつサポートページに未記載の内容をまとめたものとなります。
引越し手順については、サポートページに記載があるため省略しています。
今回の記事では以下の用語を使用します。
移転者:引越す住人
旧島:引越し元の島・移転者が元々暮らしていた島
新島:引越し先の島・移転者がこれから暮らす島
一般住人:島民代表ではない住人
「プレイヤーの引越し」をやってみるとこうなる
引越した際に5000マイルの請求は無い
最初に移住した島で5000マイルを返済し、自宅を建設しなければ引越し自体が不可能なため。二重に請求されることは無い。
マイル関係はほとんどが引き継がれる
たぬきマイレージは「○○島へようこそ!」「○○島のシンボル」「島で過ごす かけがえのない時」の3つは未達成(肩書きは取得済み)の扱いとなるが、それ以外はすべて旧島時点で達成状況・肩書き取得状況が引き継がれる。
タヌポートのアクセス特典マイルも、旧島のカウントが引き継がれる。
ワークショップの扱い
旧島でDIYワークショップ・リメイクワークショップを受講済みの状態で引越すと、新島でのワークショップは省略される(本来はワークショップがあるという旨だけ聞かされる)。
旧島でリメイクワークショップを受講済みで引越した場合、新島でたぬきちからリメイクワークショップの話を聞いた翌日に「リメイクキット」50個がポストに届く。
たぬきちからもらうマイル旅行券の扱い
自宅建設祝いにたぬきちからもらうマイル旅行券(飛行場に直接預けられるもの)は、旧島で使わずにいた場合でも新島に持ち越すことは不可。
新島に移住した翌日以降、案内所に入るとたぬきちから新たなマイル旅行券をもらう。
スマホアプリは旧島で取得したものをそのまま使用可能
とたけけの初ライブを迎えた島でしか入手できない「島クリエイター」、ハピパラプレイヤーしか入手できない「ツクッター」(未確認だがおそらく「ルームスケッチ」も)を、新島の進捗がどうであれセーブが可能になった時点から使用可能。
一般住人であればテントを建てる前から島クリエイターを使える。
ただし使えるのは旧島の時点で取得していたアプリのみのため、新島の進捗がそこまで達していなければ移転者限定のアプリとなる。
新島に元々いた島民代表・新島で新たに作った住人は、普通にプレイを進めて普通にそのアプリを取得することになる。
新島で島民代表になった場合の流れ
オリエンテーション当日
基本的には引越しではない移住と同じように過ごす。
オリエンテーションが始まった時点でポケットは空っぽ、ベルも未所持(ポケットを開いてもベルの項目自体が無い)。
引越し時に所持していたベルは、少なくとも枝を拾うタイミングで所持を確認。ポケットの中身は翌日たぬきちに起こされた際に渡される(引越し時にポケットをいっぱいにしていた場合は、渡される時点でポケットに入れておいたアイテムはすべてリサイクルボックス行き)。
引越しでも島ガチャ・初期住民ガチャは可能。最初のセーブが始まるのがオリエンテーション翌日のため、その前にゲームを切ってしまえば、無人島移住パッケージ案内の北半球/南半球選択から再開する。
オリエンテーション翌日(たぬきちに起こされた日)以降
たぬきちに起こされる→引越し時に所持していたポケットの中身を受け取る→テントが自宅建物になる→テントの中にあったアイテムを受け取る→スマホの電源を入れる→移住費用の請求はありません、という流れでセーブができるようになる。
「ニンテンドー」から「そぼくなDIYさぎょうだい」のレシピが届いている。
案内所テントに入ると
1回目に入った際、DIYワークショップ未受講の場合はワークショップの案内があり、受講済みの場合はワークショップが省略され「ムシやサカナを持ってきてほしい」と言われる(フータ誘致フラグ)。旧島でスマホアプリ「いきもの図鑑」取得済みの場合は、1匹目のいきものを渡した際に「サカナのまきエサ」5個をもらう。
2回目に入った際、たぬき商店の建設についての話を聞かされる(本来は自宅建設がフラグとなるが、引越した場合は最初から自宅が建物になっているため)。オリエンテーション翌日に2回案内所テントに入っても可能。
新島で一般住人になった場合の流れ
オリエンテーション(セーブができるようになるまで)
自宅の場所を決めるためのテントを受け取る→スマホの電源を入れる→移住費用の請求はありません、という流れでセーブができるようになる。
引越し時にポケットをいっぱいにしていた場合は、テントを渡される際にアイテムを1個たぬきちに預ける(預けたアイテムはリサイクルボックス行き)。
セーブができるようになってから
テントを建てると自宅が建物でいきなり建つ。テントを経ないため支給品はもらえない。
テントを建てずにゲームを終了すると、案内所前の広場からゲームを再開する。
移住翌日に案内所に入ると、たぬきちからマイル旅行券をもらえる。
リメイクワークショップ未受講の場合は、新島の進捗に応じてワークショップを受講可能(リメイクワークショップの開催条件は案内所が建物になる少し前)。可能な場合はたぬきちからマイル旅行券をもらった次に案内所に入った際にワークショップを行える。
有料DLC【ハッピーホームパラダイス】の扱い
※私はメイン島の島民代表がハピパラを単体購入・サブ島では未購入の状態でプレイしているため、それ以外の条件では検証不可。ここではそれぞれ「購入島」「未購入島」として解説。
プレイデータ自体は残るが、ハピパラの島に行けるかはその島での購入状況による
購入島でタクミを顔を合わせた状態で未購入島に引越すと、未購入島の飛行場のモーリーに話しかけると「お仕事に行く」という選択肢が最初から存在する。
ただし未購入島なのでハピパラの島には行けない。「お仕事に行く」を選んでも「ここから先を 遊ぶためには 本ソフトの追加コンテンツ『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』が必要です。」と表示されて会話が終了する。
おそらく「引越し先の本体にセーブデータはあるがソフトが無い」という状況と思われる。
購入島→未購入島→購入島と引越しを重ねたら、引越しなど無かったかのように何事もなくハピパラの島に行けた。
ハピパラ入手のスマホアプリは未購入島でも使用可能
先述の通り、スマホアプリは旧島で取得したものをそのまま使用可能のため、未購入島に引越したとしてもハピパラのアプリは使用可能。
私は「ツクッター(別荘作り2回目終了後に入手)」の使用可能のみ確認、購入島のときに作った別荘の写真を未購入島で閲覧した。
未確認だが「ルームスケッチ(別荘作り33回目終了翌日に入手)」もおそらく使用可能。
島クリエイトの視点で考える引越し
本気で何も無い更地を作る場合
先述の通り、スマホアプリは旧島で取得したものをそのまま使用可能のため、旧島でとたけけ初ライブを終えて移転者がアプリ「島クリエイター」を取得しておけば、島民代表が無人島に移住してセーブ可能になった直後から島クリエイターを起動可能。
最初は案内所テント・島民代表のテント・初期住民2匹のテントの4つのテントしか島に存在しないが、その時点で崖を崩し川を埋め立てれば、本気で何も無い更地を作れる。
ただし建物の移設は案内所が建物にならないと行えず、テントを設置する段階では高跳び棒も使えないため、テントの設置場所も考慮した島選びが求められる。具体的にはテントを3軒すべて砂浜に建てたくなるが、河口が2個とも南にあると3軒分の土地は確保できない可能性が高い。
また「何も無い」を徹底させるとなると、たぬき商店もエイブルシスターズも博物館も無い。
たぬき商店が無ければたぬきショッピングのカタログも使えない、エイブルシスターズが無ければシャンクも来ない、博物館が無ければつねきちも来ない、オノやスコップの販売もストーリー進捗が関わってくる(現物入手時点までストーリーが進まないとDIYレシピも販売されない)、等の流れもあるため、アイテム入手はかなり不自由する。
必要な道具・アイテム・DIYレシピ等は、旧島にいるうちに十二分に準備しておくといい。
最小限の建物で島クリエイトを進めたい場合
初期住民は2匹から始まり、建物を最小限に抑えつつストーリーを進めるとなると、順番に「島民代表の自宅を建物にする」「たぬき商店を建設」「まるたのはしをかける」「3~5匹目の住民が移住」という流れとなる。
この条件を達成したうえでフータのテントも建っていれば、案内所が建物として建設される。初期住民2匹のテントは日付経過で自動的に建物になっている。
坂は使えない、橋はあっても「まるたのはし」を1本のみ(撤去不可)という状況下ではあるが、島民代表(あるいは後で引越すのを前提として一般住民でもいける)が島クリエイターを使えれば、何も無い無人島で島クリエイトを行うこと自体は可能。
川を埋め立てて橋に見せかける手法や、移動手段が欲しいだけであれば坂の代わりにツルやFIXはしごを使う方法などが使える。
その他
住民との面識について
旧島で住民と会話→新島に引越し→旧島に再引越し、という流れを取った場合、最初に会話した住民とははじめましての会話が発生せず、引越しなど無かったかのように何事もなく会話が始まる(動画では検証のうえで初対面の扱いと解説したが、おそらくその後変更された)。
その住民から手紙が届くくらい仲良しの場合は、再引越し後に会話しなくても手紙が届くようになる。
面識のある住民が旧島から新島に引っ越し、その後プレイヤーも旧島から新島に引っ越した場合、新島で初めてその住民と会話すると「同じ島から引越してきた旧友との再会」のような会話となる。
このときその住民が風邪を引いていると、ちょっと申し訳無さそうな会話になる。
リメイクキット・マイルの無限回収
リメイクワークショップ受講済みの状態で、リメイクワークショップ受講可能な新島に引越すと、先述の通り「リメイクキット」50個をもらえる。
たぬきマイレージ「○○島へようこそ!」「○○島のシンボル」「島で過ごす かけがえのない時」は新島に引越すたびにリセットされる。それぞれ500マイル・各500マイル(計1000マイル)・3日目で300マイル、合計1800マイルをもらうチャンスが引越すたびに訪れる。
これらとSwitchの時間操作を利用すれば、引越しを繰り返すことで無償リメイクキット・マイルの無限回収が可能。
ただ、引越し自体の手間を考えたらまったく効率的ではない。引越しついでに忘れずに獲得しておく、程度に留めておいたほうがいい。
ACアダプターの必要性
あつ森の引越しの際にACアダプターの接続を勧められるが、無くても問題なく引越しは行える。
ただしSwitch本体の「ユーザーの引っ越し」の際にはACアダプターが必須(アダプターの先がコンセントでもポータブル充電器でも問題は無いため、電気の供給を受けている状態という意味合い)なようで、差していない場合は引越しができない。
インターネット通信だとおそらく引越し不可
先述のサポートページの『「プレイヤーの引越し」に必要なもの』項に「引っ越し元/引っ越し先のSwitch本体が必要」という旨の記載があるが、その本体がローカル通信が可能なくらい近くにある必要があるのか、インターネット通信しかできないほど遠くにあってもいいのか、という話は書かれていない。
ただしSwitchのサポートページ『ユーザーの引っ越しとセーブデータの引っ越し』の『引っ越し前の準備』項にて「引っ越し元/引っ越し先のそれぞれの本体が手元に必要です。」との記載がある。「手元に必要」であれば、2台のSwitch本体がローカル通信の距離に無ければ引越しもできない可能性が高い。
参照: https://www.nintendo.co.jp/support/switch/secondary/transfer.html
また引越しの際には通信が発生するが、インターネット通信で使うようなパスワードやフレンド機能などは引越しでは使われない。
以上となります。お疲れ様でした。
おまけの雑談
「プレイヤーの引越し」で島民代表になる方法は、いわゆる「強くてニューゲーム」に近い状態で無人島生活を始められるというメリットがあります。例えば、
■ムシ・サカナ・化石・海の幸・美術品を全種類集め、収納に入れた状態で新島に引っ越して、博物館を即コンプ。
■資材・家具類・花の種などを大量に溜め込んだ状態で新島に引っ越して、タヌキ商店建設、1つ目の橋・移住者3匹の家具・キャンプサイトなどの作成をサクサク進め、短期間で星3を達成させてとたけけを呼ぶ。
■新島の島クリエイト計画をしっかりと立てておき、旧島で必要な家具類をすべて揃えたうえで新島に島民代表として引っ越し、最低限の建物しかない無人島を作り込む。
といった感じですね。ゲームバランスの崩壊にも繋がりかねない部分ではありますが、それを見越してのローカル通信限定なのでしょう。
私は島を更地にし、マス目状のマイデザインを地面に敷き詰め、全種類全色コンプした家具類をずらっと並べて悦に浸るのが楽しいタイプのプレイヤーです。そういった動画を多く投稿しているので是非ご覧ください。
大型アプデで家具の色替えが可能になりましたが、大型アプデ前にはメイン島では販売されない色の家具を購入するのにも「プレイヤーの引越し」を使っていました。
この「プレイヤーの引越し」を解説する動画を投稿したのが2021/1/25、一年以上経過しましたが、現時点でもっともコメント数が多いのがこの動画です。公式サイトを読んでも私の動画を見ても解決しない疑問のコメントがとても多かったです。
noteから撤退したことで動画の文章記事がネット上に残っておらず、大型アプデやハピパラも追加されたことで更に情報が追加されたため、今回改めて文章を書き直して投稿しました。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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澄芳香は賢くなりたい系Vtuberです。
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